防御において、北朝鮮地上軍は、主及び後方防御地帯において、CFC航空部隊からの重要施設の防護を優先する。防御における防空部隊の任務は、以下のものである。

　北朝鮮地上軍は、防御前線の10から15 km以内の航空観測所の使用を計画する。射撃陣地は、重要射撃支援部隊（砲兵及び戦車の集結地）及び指揮・通信基地の最大限に防護するように選定される。CFCの予想航空接近経路に特別な注意が払われる。

　高射砲は、小隊級にまで配備される。SA-7及びSA-16のような携帯式SAMは、中隊級にまで配備される。北朝鮮地上軍の戦略防空システムの一部ではあるが、SA-2のようなより大型のSAMシステムは、韓国まで射程が及ぶ。北朝鮮地上軍の欺騙作戦の一部として、大型システムのためのおとりSAM基地が、CFCに実際の位置と欺騙させるために利用される。

最終更新日：2003/05/21